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中古車ブログ

2025/12/15

メルセデスベンツ220E W124レストア(メカニカル編)

前回に続きまして、メルセデスベンツE220セダンW124レストアの整備編をご紹介、後ほど仕上がったお車を(中古車販売ページ)にてアップさせていただきます

今回入庫したE220はEクラスの中では最弱の2.2リッター4気筒エンジン(M111型エンジン)、124系の初代のみとなっているので、個体数は少ないと思います。低回転のトルクは少ないですが、高回転域に入るとそれなりに良い感じで走る為、遠方などへ高速走行する際にはちょうどいい感じの車ではないかと思います。

 

M111型のエンジンのシリンダーヘッドガスケットは、非アスベスト複合材(コンポジット材)が使用されており、経年するとガスケットが劣化してしまいオイル漏れを起こしてしまいます。よって年数が経過したものはガスケットを交換しないといけません。古いガスケットを除去してヘッド接合部分を研磨します。

 

バルブ部分も洗浄、シリンダーヘッドカバーも綺麗に研磨します

 

続いて足回りの整備、タイロッドエンドブーツを交換

 

フロントショックアッパーマウント交換

 

リアのロアアームブッシュも交換

 

リアロアアームブッシュは圧入

 

ブレーキホースも交換しました

 

エンジンベルト廻りもリフレッシュ

 

テンショナーダンパーはブッシュが脱落してカタカタ異音がしておりました。

 

各バキュームホースも劣化している部分は交換

 

通常は作業ができない(かなりやりにくい)イグニッションケーブルも新品に交換

 

インマニ下に配管されているブローバイホースも新品に交換