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整備ブログ

2020/08/08

メルセデスベンツCL550W216エアコン不調修理

本日のブログはメルセデスベンツCL550W216のエアコン不調修理のご依頼。前回同じ症状でのご入庫でエバポレーターからの漏れの診断でしたが、修理が高額になるために漏れの頻度が少なければガスチャージして様子を見ましょうとのことで一度納車させていただきましたが・・ひと月もしないうちにまたエアコンが効かなくなり再入庫(*_*) 今回はエバポレーターの交換となりました。エバポレーターはエキスパンションバルブから噴射された冷媒が気化し、液体が気化するときに周囲の熱を奪う気化熱の原理を利用してエバポレーターを一気に冷やして、それにブロアファンで風を当てて冷やす要は熱交換器といえます。今回の症状はエバポレーター本体にクラックが入りそこから冷媒が漏れていたようでした。しかしこの部品がついているところが厄介なところでして、インパネを外してエアコンユニットを外して、まだそれの中にエバポレーターはあります。W216はW221と共通の部品をしようしておりますが、部品代も高額(*_*)各部がっつりばらしての作業となりました。ついでに低圧ホースのカシメ部分も怪しかったので、ついでに修理させていただきました。灼熱の暑さの中エアコン効かなかったら地獄ですから(‘ω’)ノ

 交換するまでのアクセスが大変

こちらがエバポレーター、外気の温度差で水滴がたまるため3年程でカビだらけになります

低圧ホースのカシメ部分も怪しかったので、こちらは修理で対応