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鈑金・塗装ブログ

2017/09/30

VW up!(必要)クォータパネル交換&モノコックに関して

今度はVWの投稿が続いておりますね(^^)
VWアップの左クォーターパネルの交換作業です。クォーターパネルはバンパーやドア、フロントフェンダーなどのボルトオンのパネル以外のフレーム、ピラー、ロッカーパネル、クォーターパネルなどのモノコック構造の一部分です。
車種によってはCピラーからクォーターパネルを分離してボルトオンタイプにしているモデルもありますが、一般的にはクォーターパネルはモノコックの一部です。(モノコック)はフランス語で(ひとつの・・・)という意味です。

モノコックを構成するにあたり各パネルが車体の外板応力を持たせる事で、ある一定の強度を持たせている構造になります。
応力を利用した構造でもっとも分かり易いのが、(鶏の卵)です。
外板が丸みを帯びている構造は、四角い形状よりも強度が格段にあり、外敵からたまごの中身を守るため、自然が生み出した究極の形といえます。
人間は自然の法則に習って、自動車や鉄道車両、スペースシャトル、はたまたミサイルなどモノコック構造でさまざまな乗り物を造っています。

さて、今回の作業は左クォーターパネルの交換と左リアドアの鈑金塗装です。
クォータパネルのカット交換した部分はパテで下処理を行い、表面をなめらかにしていきます。