本日のブログはジャガーXJシリーズX350の車検整備のご依頼。諸事情で約2年間ガレージで眠っておりましたお車で、車検整備と各部不良個所の不具合修理です。まずは整備点検記録簿の内容に沿って点検をすすめていきますが、エンジンの不調やサスペンションのブッシュ関係の劣化等、改善しなければ通常走行が困難な箇所が多数見受けれました。まずはエンジンの不調の点検をしていくと各シリンダーがミスファイアを起こしているようです。イグニッションコイルを外して点検、スパークプラグも当然外しての点検ですが目視でコイルのサプレッサー部分にクラックが(*_*)プラグも劣化が進んでおり、点火系をリフレッシュをしてエンジンの調子が戻りました。続いてエンジンルームの点検ですが、エアークリーナーの汚れやパワステオイルの補充、ベルト類は問題なし。その他ブローバイ等の配管類も異常ありませんでした。続いてはリフトアップしてからのアンダー部分の点検、ジャガー系に多いボールジョイントブーツの劣化ですが、こちらのお車も例外なくほとんどが劣化しており、過去にどこかの整備工場で応急処置的にシリコンボンドで固めたりしておりましたが、結局可動部のブーツなので処置した部分からまたグリスが漏れ出ておりました。以前ブログでもご紹介しましたが、日本におけるジャガーの部品供給はブーツだけの単品供給がなく、アーム類がASSYになってしまいますので、国産のブーツを使用していきます。各部ボールジョイントのリフレッシュ後は続いて、ブレーキディスクの研磨処理、アルミホイルのガリ傷のリフレッシュ、エアサスのO/Hなど各部整備させていただきいい感じになりました(^-^)いろいろとメンテさせていただきやっと車検ラインにこぎつきましたが、試運転中に水漏れが発生!原因はインマニ下のホースが破れてしまい、追加で作業をさせていただきようやく車検ラインを通しました。
イグニッションコイルのサプレッサー部分に亀裂が・・
エンジンエアークリーナーもどうゆうわけか湿気ておりました(*_*)
長期にわたり動かしていない車ですのでオイルは下から抜きました
ジャガー系に多いボールジョイントブーツの劣化
ブーツの交換作業だけでも点数が多いので一苦労です(‘ω’)ノ
ブレーキディスクもリフレッシュ
ガリ傷が多かったホイルも
修理してきれいに(‘ω’)ノ