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整備ブログ

2021/01/21

メルセデスベンツCL550ABCサスペンション不良修理

本日のブログはメルセデスベンツCL550W216のABCランプ点灯でのご入庫。ABCの車高を作動させた後に床がオイルでべったりとなってしまったようです、入庫後早速ご確認させていただくことに。ABCとは(アクティブボディーコントロール)の略で、サスペンションが油圧式可変式になっており、Sクラスなどはエアーで乗り心地を制御しているのに比べて、油圧なのでレスポンスがよくて乗り心地もいいのが特徴です。しかしながら、オイルで制御してるデメリットとしてはサスからサスまでの距離があるので、途中にバルブを備え付ける必要があり、常に高圧でさらされているホースやバルブ、はては油圧ポンプに至るまで故障のリスクがあるということです。今回の症状は右フロントショックからのオイル漏れとポンプ側からバルブ側のホースからのオイル漏れでした。こちらのお車は前回入庫時に右フロントショックのオイルもれの認識があったものの、部品がすぐに調達できなかったこともあり一旦乗っていただくことになりましたが、その矢先にホースからのオイル漏れもあり、緊急入庫となりました。ホースは比較に交換は楽でしたが、ショックはSSTが必要でした。双方交換完了してランプも消えてオイル漏れもなくなりました。

オイル漏れがある右フロントショック、ホイルの裏側にもオイルが付着してます

こちらが上部から見たオイル漏れがあるホース

こちらがバルブ側から見たアングル

交換したホース