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中古車ブログ

2022/03/26

メルセデスベンツS600クーペ保障修理

メルセデスベンツS600W140クーペの保障修理です。もともと保障ナシで販売させていただいているお車ですが、不具合が納車後早い段階ででてしまいましたので、さすがにお客様負担は失礼なため、弊社負担で修理させていただきます。

アクセルを踏み込むとASRのランプが点灯してしまいます。ASRのランプが点灯するとアクセルが制限されるため、エンジンがうまく吹き上がりません。テスターで診断するとバンク1スロットル系の不具合ということ、納車時には左右スロットルアクチュエーターはO/H済みの物を取り付けているので、まずはユニットから交換してみることに、幸いにもテストできるユニットが数個ありますので、関連しているユニットを交換後ロードテスト、、あれ直っている。。しかしたまに出だしがまだ悪い。

燃料圧は正常だが、アクセルを踏み込むと少しバタつく感じがあり、どうもスッキリしない。通常よりも作動音が大きいなって思っていた燃料ポンプもこの際交換しよう、次に進めないので思い切って燃料ポンプとフィルターを交換することに、フィルターとポンプは新しいものがついておりましたが、フィルターを取り外すと汚れた燃料が出てきました。やっぱり変えといてよかったです。これが壊れるとエンジン止まりますから。

 

ASRとEGASのユニットを交換、燃料ポンプとフィルターも交換し、再度ロードテストを実施するとまたASRのランプが点灯、、うーん暗礁に乗り上げている感じ、今回はディーラーの力もかりて、テスターで診断していただきました。結果やはりスロットルアクチュエーターの不良という診断結果。W12エンジンはスロットルがついている位置がクロスになっていて、バンク1(左バンク)のスロットルが右についてるため当該スロットルバルブを取り外してチェック、修理している個所の基盤の半田ミスということが判明。半田をやり直して再度ロードテスト、以前とは打って変わって綺麗に吹き上がるようになりました。あと数日ロードテストを実施してお渡ししようかと思います