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鈑金・塗装ブログ

2017/07/03

ベンツS550HV右後部事故修理

メルセデスベンツ(W222)S550PHVロングの右後部の事故修理です。
右クォーターパネルは交換が必要な損傷ですね。こちらのモデルはトランクにリチウムイオンバッテリーが搭載されており、リアバンパーの右角に充電プラグが装着されております。

今回の事故修理を検証していきますと、まずは右クォーターパネルの交換、リアバンパーの交換、右リアのサスペンションのO/Hが大まかな作業になります。
アルミを多用しているメルセデスの上級クラスは一度大きい事故をすると、メルセデス認証の工場に入庫しなければクォーターパネルなどの部品を供給してくれないケースが多いですが。
このモデルのクォーターパネルはスチール製の為、一般修理工場でも部品を供給してくれました。

先ずは各付属品を取り外し、ホワイトボディであるクォーターパネルを切開していきます。
切開をすると、内部のホイルハウスにも損傷が波及しておりました、こちらの材質はアルミ製なので、鋼板が伸びすぎないように修正機で引き出しながら、板金をしていきます。
そして、クォーターパネルを交換していくわけですが、さあてこれから難易度が高くなっていきます。
その理由はW222のクォーターパネルはスチール製ですが、それの元となるインナーパネルはアルミ製なので、溶接をせずに穴を開けて専用のリベットで外板パネルを止めて行かなくてはいけません。