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鈑金・塗装ブログ

2019/03/25

メルセデスベンツEクラスオールテレイン鈑金塗装と部品供給の現状

一昨日からまた冬の様な寒さですね。花粉も飛散しており、気温もガクッと下がっておりますので皆様体調管理にはくれぐれもご注意下さい。さて、今回の修理はメルセデスベンツE220dオールテレインの左側面修理です。Eクラスのステーションワゴンにクロスオーバーを施した、メルでデスには初?となるモデルではないでしょうか。作業は左フロントドアの鈑金修理と左リアドアの交換、左クォーターパネルの鈑金塗装作業です。今回の修理の中で、左フロントドアの在庫がドイツ本国にも無いという事で左フロントドアの現状修理をしました。国産車とは違って、輸入車の場合は車両を海外から輸入しているだけではなく、供給部品も海外から輸入しております。ある程度必要な部品は日本のメーカーや部品商などがストックしており、万一の事故や故障に備えて迅速に手配出来るようにしております。しかし、車は膨大な数の組み合わせで一台の車輌となるので、それぞれのモデルのパーツを取りそろえているとかなりの点数になります。希少な箇所やモデルなどは国内にストックが無いことが多く、本国からの手配が多くなる確率が高い訳です。今回のお車のパーツ(フロントドアパネル)は通常のEクラスと違う材質が使用されおり、このモデル限定の部品の様で本国にもストックが無かったのです。メルセデスの場合は本国手配(バックオーダー)の確率は余り高くありませんが、ポルシェなどは大きい事故などの修理では、かなりの確率で本国手配になってしまいどうしても作業工期が長く成ってしまいます(^_^;)

 

左フロントドア、リアドア、リアフェンダーの損傷。フロントドアは交換が必要な損傷ですが・・・

リアドアは新品がありましたので、交換させていただきます

フロントドアは鈑金してから、サフェーサー処理。

完成(^o^)