ここのところの空冷ポルシェの価格高騰ぶりは何ともバブリーな感じですが、この当時の(いけてる!)という車種の程度よい固体は軒並みえらい高値になっているようです。
右のドアとクォーターに損傷がありますが、クォーターパネルはフェイクのダクト加工がなされております。
丁度、加工部分に損傷がありますので、再度加工をし直すような修理になります。
さて、どのように修復していくかと言ったところですが、大体の場合、この様な加工は作業性に優れている「FRP樹脂」で加工している場合が多く、こちらの車両もFRP樹脂でダクトを形成しておりました。
基本的には鉄板とFRP樹脂の密着は悪く剥がれやすいので、加工した後は双方に密着しやすいボンドで縁が切れないように処理するのですが、こちらの車両の加工行程ではそれがなされておりませんでした。
幸いにも今回、加工を再度出来るようになりましたので、右側の損傷部分はボンドで縁が切れないようにしっかりと密着し、其の後にパテを入れていきます。
大方の下処理をすましてから、鮮やかなイエローにペイントしていきます。