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整備ブログ

2022/11/26

メルセデスベンツ560SEC C126復活作業その3

続いて足回りの作業です。

ブレーキフルードもかなり劣化が進み、何か違う物質に変異しているような感じでした。ブレーキフルード水分を吸い込む性質がある為、リザーバーとブレーキマスターシリンダーは入念に清掃して、完全完走させます

 

ブレーキキャリパーも各部オーバーホール

 

フロントロアアームボールジョイントもご覧のとおり、ブッシュが腐食して湿気が入りボールジョイント部分に錆がでております

 

ボールジョイントは腐食まではありませんでしたので、綺麗に清掃してグリスアップ、ブーツは国産のものに交換

 

タイロッドも摩耗してブーツも破れており

 

イン側アウト側双方交換させていただきました

 

テンションロッドのサポートブッシュの交換、圧入ですのでブラケットを一旦取り外して抜替えします。この当時のお車はかなり多方面にアライメント調整できるのがいいですね♪

 

シフトリンケージブッシュの交換、前後にふたつ取りつけてありますが、ブッシュがない時はガタガタで、それを新調するとシフト操作の際のダイレクト感がスッキリします

 

ブレーキも前後ともリフレッシュ♪

 

ステアリングダンパーも全然×でしたので交換

 

各部交換が終わり、仕上げに四輪ホイールアライメントで調整、タイヤも当然交換します♪
その他多数作業があり、全部ご紹介しきれませんが、OEM製パーツは社外優良品などを駆使してご予算を抑えて復活させていただきました。
KEジェトロニックのお車ですので、フューエルデス内の配管不整脈が懸念されますが、何度が添加剤をタンク内に注入して乗っていただくことで、年末に納車させていただきました♪