Maintenance Blog

/

整備ブログ

2015/05/28

ベンツGL500エアサス修理

エアサスは元来乗り心地を重視するサスペンションの形式で、多くは観光バスなどの大型のサルーンカーに装着されているサスペンションです。
輸入車のセダンタイプの車両では、ベンツでいうとW220系がエアサスを搭載してから、W221、W222の歴代車両もエアサスを搭載しております。
GL550についてはW164(X164)よりエアサスを搭載しており、Sクラス同様に経年劣化などで同じ箇所が故障(メンテナンスが必要)になります。

今回は車高が下がる&エアサスのフォルトランプが点灯する症状があり、原因として、エアサスの本体からのエア漏れとポンプのパフォーマンスの低下が見られました。
先ず、エアサスポンプの交換をさせていただき車高の下がり具合を点検。
大幅に車高の下がりがみられなかった為に一旦お客様に納車させていただき様子を見ていただきましたが、左フロントのエアサスよりエア漏れが発生し、後日左フロントのエアサスも交換させていただきました。
オイルダンパーと違って、エアサスは漏れが発生するとサスペンション自体の機能がなくなるというはっきりとした症状がアルので、乗り心地云々より乗れなくなってしまいます(T_T)