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整備ブログ

2021/05/31

BMW135IE82エンジン不調、ブレーキ鳴き修理

本日のブログはBMW135IE82のエンジン不調修理のご依頼。エンジンのチェックランプが点灯しており、アイドリングも安定しておりません。チェックランプが点灯しておりますので、まずはテスターにて現状を確認、どうやらエンジンのインテーク部分の不良のようです。まずはスロットルバルブまでのインテーク部分のエアー漏れを各部確認、目立つエア漏れ部もなく。実測で吸入空気量を測定すると規定値が外れていたので、エアフロメーターを交換。交換後アイドリングは良くなりはしましが、ロードテストをするとまたチェックランプが( ゚Д゚)やはりどこからかエアーが漏れている、再度インテーク回りを確認すると、所見確認したときには大丈夫?だったチャージパイプの付け根がなくなっておりました。。内容説明後、巷で皆さんよく変えられている金属製のチャージパイプに仕様変更しました。これでエンジンの吹き上がりもよくなり、快調になりました。続いてご依頼されているブレーキの鳴き止め作業、前後ともブレーキ鳴きがしていて、中速から低速に入るときにはリア部で結構なブレーキ鳴きが、停車する寸前で前後ともブレーキ鳴きがするので、その音たるは歩行者が振り返るほどで、、音の原因はディスクローターとのフィッティングによるものでした。特にリアパットはディスクより少し形状が大きいため、エッジがうまく摩耗せずにディスクのエッジ部分に接触して異音がしていたよう、本来ならパットを交換しほうがいいのですが、最近に他社さんで交換されてようでしたので、エッジをかなり削り落として、裏面に鳴き止めのモリブデンを塗って音は止まりました。今後またブレーキ鳴きがするかもしれない旨をご説明して、作業完了です。

エアマスセンサー、エアフロメーター、呼び名はいろいろ

 

かなりのブレーキ音

エッジ部分を削って裏にモリブデンを塗ります

 

樹脂→金属製のチャージパイプに変更